How Your Brain Makes Its Own Electricity

脳と電気の不思議 ― 神経細胞がつなぐ「思考」と「身体」の仕組み

私たちが考え、感じ、動く。そのすべては神経細胞（ニューロン）の「電気信号」が生み出しています。

この動画では、18世紀のガルバーニの実験から現代の神経科学に至るまで、思考と行動を支える神経の電気活動をユーモラスかつ実験的に紹介。医療者として知っている知識も、改めて「目で見て体感できる科学」として楽しめます。

歴史でひも解く神経科学

アメリカ大統領ハリソンのエピソードから、通信速度の進化を例に「神経伝達の速さ」を解説。さらに、ガルバーニとボルタの蛙実験や電池の発明に触れ、神経科学の始まりを楽しく学べます。

ニューロンの電気信号を体感

自作バッテリーで昆虫の脚を動かす実験や、実際にニューロンの発火音を聞くデモンストレーションを披露。専門的な「活動電位」や「イオンチャネル」の仕組みもわかりやすく解説され、医師でも思わず「なるほど」とうなずく内容です。

神経のスピードと私たちの感覚

触覚と痛覚の伝導速度の違い、ミエリン鞘による高速伝達など、臨床にも直結する神経生理学の知識を軽妙に紹介。ニューロンの働きが、私たちの思考や感情、さらには宇宙を理解する力につながるという壮大な視点も提示します。

神経科学の基礎を「実験×物語」で体感できる一本。医師としての知識を楽しくアップデートしたい方、または学生や患者さんに神経の仕組みを説明するときの“例え話の引き出し”を増やしたい方におすすめです。見終えた後、きっとあなたも「電気でできている自分」に驚かされるはずです。