医療ニュース 2025.03.25

診察までの待ち時間「30分以上」外来患者の4割、診察時間「10分未満」は7割…厚労省調査

 病院を受診した患者の約4割は診察までに30分以上待たされる一方、診察時間は10分未満で終わるケースが7割近くに上ることが、厚生労働省が公表した2023年の受療行動調査で明らかになった。

 調査によると、外来で訪れた病院での待ち時間について、「30分以上」と答えた患者は43%に上っており、大規模な病院ほど割合が高い傾向にあった。診療などの満足度を尋ねると、待ち時間について26%が「不満」を感じていた。

 一方、外来での診察時間を「10分未満」とした患者は69%だった。ただ、診察時間について「不満」と回答したのは7%にとどまっていた。

 病気別では、循環器や呼吸器の病気で診察時間が短く、「10分未満」が7割を超えた。消化器や精神の病気での診察時間が長くなる傾向があり、「30分以上」との回答が、消化器疾患の9%、精神疾患の7%を占めた。

 受療行動調査は、医療機関を利用した患者に状況などを聞き取るもので、厚労省が3年ごとに実施している。今回の調査は23年10月17~19日、全国の488病院を訪れた患者に調査票を配布し、10万3630人分の有効回答を得た。