医療ニュース 2025.02.21
地下鉄サリン事件30年を前に…核・生物・化学テロを想定した訓練、東京消防庁など合同で
オウム真理教による地下鉄サリン事件から来月で30年となるのを前に、東京消防庁などは21日、東京都渋谷区の同庁施設で、NBC(核・生物・化学)テロを想定した合同訓練を行った。
訓練には、警視庁や陸上自衛隊、東京都の災害派遣医療チーム「東京DMAT」などから計約190人が参加。地下鉄車内で不審者によって化学物質が散布され、多数のけが人が発生したとの想定で行われた。
駅員が「ホームで大勢の人が倒れている」などと通報すると、化学防護服姿の消防隊員が建物地下に続々と突入。傷病者役を担いで運び出し、医師や陸自の衛生隊が治療の優先順位を決めるトリアージを行った。警視庁の専門部隊が化学物質を鑑定するなど、各機関が役割分担を確認した。
東京消防庁は「関係機関との連携を深め、テロへの対応力を高めていきたい」としている。