医療ニュース 2024.10.21

シイタケに似た毒キノコ「ツキヨタケ」、食べた8人が食中毒…客持参のキノコを飲食店が鉄板焼きで

 徳島県は20日、阿南市の飲食店「どんぐり」で、62~83歳の客の男女計8人が、毒キノコ「ツキヨタケ」を食べ、食中毒症状になったと発表した。客の1人が県内の山で自生していたキノコを持参して調理を依頼、3人が入院したが、うち2人は退院し、1人は快方に向かっている。

 県安全衛生課によると、18日午後5時頃、8人が鉄板焼きにしたキノコを食べ、同日夜、吐き気や下痢などの症状が出た。

 19日午前、医療機関から阿南保健所に報告があり、キノコを調べたところツキヨタケと判明、同保健所は食中毒として同店を20日から7日間の営業停止処分とした。

 ツキヨタケはシイタケなどと間違われることが多いとして、同課は食用と確実に判断できないキノコは、採ったり食べたりしないように呼びかけている。