医療ニュース 2024.09.27
山下公園に「港の見える丘公園」も、横浜市管理のすべての公園が全面禁煙へ…違反者には5万円以下の過料
横浜市が管理する公園を全面禁煙とする市の改正公園条例が25日、市議会本会議で可決、成立した。人気の観光地としても知られる中区の山下公園や港の見える丘公園を含む約2700の全公園が対象で、来年4月に施行される。
子育てしやすい街づくりを進める市が、公園での子供の受動喫煙を防止するため、改正条例案を議会に提案していた。違反者には5万円以下の過料が科される。
市内では、横浜駅など主要駅前を中心に計8か所の「喫煙禁止地区」が設けられている。公園は対象外で、喫煙については「配慮を求める」にとどまっていた。
市は昨年10月から1か月程度、山下公園など市内5公園を試験的に禁煙とした。その際に行ったアンケート調査では、受動喫煙対策を求める意見が多く寄せられていた。
神奈川県内では、相模原市や大和市などが市内の全公園を原則禁煙としており、川崎市も、市内の公園を禁煙(一部は分煙)とする方針を明らかにしている。