医療ニュース 2024.09.27

マイコプラズマ肺炎の患者報告、東京都内で過去最多…4年に1度の流行年

 東京都は26日、「マイコプラズマ肺炎」の患者報告数が1999年の統計開始以来、最多を記録したと発表した。手洗いや換気などの徹底を呼びかけている。

 直近1週間(16~22日)の都内25か所の基幹定点医療機関を受診した患者は70人で、前週から29人増えた。今年は22日時点で累計の患者報告数が584人に上り、昨年1年間(50人)の12倍近くに達している。都は、今年が4年に1度の流行する年であることに加え、コロナ禍が収束して感染対策が緩んでいることが原因とみている。

 マイコプラズマ肺炎は、せきが3~4週間ほど続く。まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こす。 飛沫ひまつ や接触で感染が広がり、患者の多くは子どもが占める。