医療ニュース 2024.09.20
臓器移植手術を受ける施設の複数登録制導入、武見厚生労働相が迅速対応を指示
脳死者から提供された臓器の移植を担う病院が、人員不足などで受け入れを断念している問題を受け、武見厚生労働相は20日の閣議後記者会見で、移植を待つ患者が手術を受ける施設について、登録を複数できる仕組みの導入を迅速に進める考えを明らかにした。
武見氏は「辞退事例を減らすなどの観点から、臓器移植委員会で議論してもらっている。結果を踏まえ、順次必要な対応を行う。迅速に進めるよう指示を出している」と語った。
18日の同委員会では、複数登録制の導入のほか、日本臓器移植ネットワーク(JOT)が単独で担っている臓器のあっせん業務の分割などが提案され、異論は出なかった。