医療ニュース 2024.09.10
「睡眠時無呼吸症候群」の検知機能、アップルウォッチに搭載へ…兆候あれば利用者に通知
【シリコンバレー=小林泰裕】アップルは9日、腕時計型端末「アップルウォッチ」に「睡眠時無呼吸症候群」の検知機能を搭載すると発表した。20日発売の「シリーズ10」(税込み5万9800円から)などに搭載し、今月中に日本でも利用できるとしている。
睡眠中に端末を通して得られたデータを基に、症候群の兆候があるかどうか、高精度で測定する。兆候があった場合は利用者に通知し、早期発見に役立てる。医者の診断に役立つよう、睡眠時無呼吸がいつ発生したか、アプリ上で確認することもできる。この症候群は倦怠(けんたい)感や集中力の低下を招き、居眠り運転による交通事故にもつながるとされる。
また、ワイヤレスイヤホン「エアポッズプロ2」(同3万9800円)に補聴器機能を搭載することも発表した。日本で今秋に利用できるようになるという。