医療ニュース 2024.06.14
男性カップルに事実婚示す住民票、長崎県大村市長「国要領が状況に追いついていない」「内容の見直しを」
長崎県大村市は13日、男性カップルに男女の事実婚関係を示す「夫(未届)」と記載した住民票を交付したことについて、市議会全員協議会で説明した。園田裕史市長は、国が戸籍の事務処理などを示す住民基本台帳事務処理要領について、「要領が現在の様々な状況に追いついていないと感じている。内容自体の見直しが必要だと思う」と述べた。
市によると、要領に同性カップルを想定した具体的な記載方法はない。今回、2人の希望や要領にある「内縁の夫婦」の記載方法に準じ、「夫(未届)」との記載が可能と判断したという。
今回の交付について、11日現在、他自治体から電話やメールで18件の問い合わせがあった。個人からも35件が寄せられ、うち、24件が肯定的な意見だったという。