医療ニュース 2024.06.14
男女共同参画白書を閣議決定…「令和モデル」実現のための基盤は「健康」
政府は14日午前、2024年版男女共同参画白書を閣議決定した。「仕事と健康の両立」を特集し、男女で異なる健康上の問題に対応する必要性を強調した。
白書では、前立腺肥大など男性特有の病気は50歳代以降で多く、月経障害など女性特有の病気は20歳代から50歳代に多いなどといったデータを提示。労働生産性の向上のため、企業にとっては従業員の健康支援が「必要不可欠だ」と強調し、柔軟な働き方をしながら成果を上げる従業員を積極的に登用すべきだとした。
昨年版では、男性は仕事、女性は家庭の「昭和モデル」から、男女が仕事でも家庭でも活躍できる「令和モデル」への転換を促した。24年版では、健康を令和モデルを実現するための基盤と位置づけた。