医療ニュース 2024.05.30

医療機関ごとの出産費用を検索「出産なび」開設…無痛分娩の対応有無や24時間対応可も紹介

 厚生労働省は30日、医療機関ごとの出産費用や 分娩(ぶんべん) 実績、サービス内容などを比較できるサイト「出産なび」を開設した。病院や助産所ごとの条件や特色を「見える化」することで、妊婦が医療機関を選ぶ際の参考にしてもらう狙いだ。

 掲載数は2043施設で、全国にある一定規模以上の出産施設の96%をカバーしている。都道府県や市町村、立ち会い出産などの希望を選択して検索すると、条件にあてはまる施設の一覧が表示される。各施設のページでは、平均負担額や個室料、医師数や対応サービスなどが分かる。無痛分娩については対応の有無だけでなく、24時間対応可能かなど細かく紹介している。

 政府は2026年度をめどに正常分娩への保険適用を目指しており、診療報酬や保険適用の範囲などの検討材料にもしたい考えだ。