医療ニュース 2024.03.05

体を動かす時間は成人60分・高齢者40分が目安…厚労省がガイド作成、座りっぱなし防止には30分ごとに動く

 厚生労働省は、日常生活で推奨される身体活動や運動の目安などをまとめたガイドを作成した。歩行と同程度の活動を成人は1日60分以上、高齢者は1日40分以上行うことを勧めた。週2~3回は筋力トレーニングを取り入れ、長時間の座りっぱなしを避けるように呼びかけた。

 厚労省が作成したのは「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」。2013年以来、10年ぶりの改訂で、こども(18歳未満)、成人、高齢者に分け、学術論文などを基にまとめた。24年度以降、自治体の健康づくり施策などに活用してもらう。

 成人では、家事などを含めた身体活動を1日60分以上、ウォーキングに換算すると1日約8000歩以上を推奨する。このうち筋トレなど「息が弾み汗をかく程度」の運動を週60分以上行う。

 高齢者の場合、身体活動は1日40分以上で、ウォーキングで1日約6000歩以上に相当する。達成できなくても、今より10分でも多く体を動かすことを心がける。体力が十分にあれば、成人と同等レベルで行うことを目標にする。

 筋トレは、腕立て伏せやスクワットでもいい。筋肉は年齢に関係なく鍛えられ、糖尿病などの発症リスクが低くなるほか、高齢者では筋力や骨密度が改善し転倒や骨折のリスクが低減するとされる。

 座りっぱなしの弊害についても指摘した。時間が長くなるほど、死亡リスクが高まるとの研究結果を踏まえ、30分ごとに体を動かすことが望ましい。

 こどもについては、1日60分以上の活動をし、ゲームやスマホの利用は減らすことを勧めている。

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