医療ニュース 2024.02.06

関東甲信の大雪、都内で109人搬送…交通機関の乱れ・高速道通行止めも解消へ

 関東甲信の大雪は6日未明にピークを過ぎ、同日朝には多くの地域で小康状態となった。鉄道などの交通機関の乱れは一部で続いているが、高速道路の通行止めも解消に向かう見通し。ただ、気圧の谷などの影響で6日も雪や雨が降る所があり、気象庁は路面凍結などによる交通障害に注意を呼びかけている。

 東京消防庁によると、東京都内では5日から6日午前10時までに4~92歳の男女計109人が転倒するなどして救急搬送された。

 関東甲信の9都県に出されていた大雪警報は6日朝までにすべて解除された。気象庁によると、6日午前8時現在の積雪は、前橋市7センチ、都心6センチ、さいたま市5センチなど。

 高速道路は関東甲信越、東海地方の広い範囲で通行止めが行われ、国土交通省によると、6日午前5時時点で、41路線325区間に及んだ。周辺道路などでの大規模な立ち往生は発生しなかったという。通行止めは除雪作業が完了し次第、順次解除される見通し。

 JR中央線の高尾―富士見間は始発から運転を見合わせ、6日午後1時に再開予定。西武池袋線などの一部の列車は運休している。そのほか都内を走る多くの在来線は一部で遅れはあるが始発から運行している。