医療ニュース 2024.01.05

倒壊住宅1階で下敷きの80代女性を救出…地震発生72時間、意識あり消防隊員の呼びかけに応じる

 石川県輪島市で救助活動を続けていた大阪市消防局の消防隊員らが4日夕、倒壊した住宅の1階から80歳代の女性を救出した。女性には意識があり、病院に搬送されたという。

同市消防局によると、地震発生から72時間が経過した4日午後4時28分、輪島市内の1階部分が押しつぶされた2階建て住宅で、下敷きになっていた女性を救出。女性は消防隊員の呼びかけに応じられる状態だったという。

 消防が公表した動画では、消防隊員が1階に閉じ込められた女性を見つけ、「おばあちゃん、来たよ」と声をかけた。その後、女性を抱きかかえて助け出し、毛布でくるんで担架で運ぶ際には「大丈夫」「ようがんばったね」と励ましていた。

 大阪市消防局は1日から輪島市などに90人を派遣していた。