医療ニュース 2023.12.22

溶連菌の流行警報、東京都が初めて発令…子どもがかかりやすく飛沫・接触で感染拡大

東京都は21日、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)による咽頭炎の流行警報を出した。都内の警報発令は1999年の統計開始以来初めて。

都によると、都内31か所の保健所のうち、管内の患者数が一定レベルを超えた保健所が基準(管轄人口ベースで都全体の3割)を上回ったため警報が発令された。

 溶連菌による咽頭炎は、子どもがかかりやすく、発熱やのどの痛みなどの症状が出る。 飛沫ひまつ や接触で感染が広がるため、都は手洗いの徹底や必要に応じたマスクの着用を呼びかけている。