【第104回】iPS細胞上清液・iPS細胞由来エクソソームの主要作用と応用動向
2026年05月10日 公開iPS細胞上清液とは、狭義には未分化iPS細胞を培養した培地の回収液を指すが、近年の研究実態としてはこれだけでは不十分である。現在の重要な流れは、iPS細胞から誘導した目的細胞の上清液、たとえばiPSC-derived mesenchymal stromal cells(iMSCs), iPSC-derived macrophages, iPSC-derived cardiomyocyte-related cells, neural lineage cellsなどの上清液を、疾患ごとに使い分ける方向に進んでいることである。つまり、「iPS細胞の上清」から、「iPS由来機能細胞のsecretome」へと研究の軸足が移っている。
